2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

金庸 「侠客行 一 野良犬」 (徳間文庫)

”玄鉄令”をめぐる争奪戦に巻き込まれた孤児・狗雑種(のらいぬ)。 奇縁から武林の奇人・謝煙客(しゃえんかく)と共に行くことになり…。 山奥育ちで世間のことも武林のことも何も知らない浮浪の少年が主人公。 無知がゆえの純粋さと言動が周囲を惑わせたり…

支倉凍砂 「狼と香辛料 V」 (電撃文庫)

ホロの伝承を求めて訪れたレノスの町。 行商人や商会のただならぬ様子に好奇心をおさえられないロレンスにある儲け話が持ちかけられ…。 巻を重ねるごとに”行商人ファンタジー”としての魅力が衰退していったら(ラブロマンスのみになったりしたら)やだなあ……

ヤマグチノボル 「ゼロの使い魔 12 妖精たちの休日」 (MF文庫J)

魔法学院にはいることになったティファニア。 その美貌と巨乳で一躍人気者になった彼女に嫉妬の目を向ける者が…。 アニメ版は好きで見ているけど原作は未読なワタクシ。 美少女文庫かと錯覚するほどエロい という風評に釣られ、1〜11巻を一気にすっ飛ばして1…

NMTP 「フランス書院 美少女文庫 総解説」

2003年の創刊から2007年7月刊行分までの全作品の解説に加え、 テーマ別の小コラムと主力作家わかつきひかるのインタビューが読める充実の一冊。 これ1冊で美少女文庫のすべてがわかる、といってもいいくらいの内容。 紹介されている119冊のうち70冊くらいが…

白瀬修 「おと×まほ 2」 (GA文庫)

寝食を削ってノイズ退治に奔走する炎の魔法少女・グレイス。 彼女の事情と決意とは…。 かわいい 男の子 は 超 正義。 可愛らしさと優しさで周囲を惑わす彼方きゅんに乾杯。 ツンツンなグレ子を動揺させてみたり、いいんちょに担ぎ出されて大勢の前でもじもじ…

森野一角 「妹は絶対君主なお嬢様!?」 (美少女文庫)

メイド軍団に拉致されて、連れてこられた大邸宅。 世界的グループ企業の次期総帥候補、絶対零度のお嬢様は愛妹のしずか!? よっしゃ、傑作キタコレ。 作者持ち味のノリの良い掛け合いはいつにもまして軽快なうえ、純愛ものとしての強度もばっちり。 なにより…

尼僧vs魔教の姫

booklines.net [金庸] 秘曲 笑傲江湖 3 魔教の美姫 とんでもないツンデレですよね。でも、これがまた可愛くて可愛くて。 今回の話で、僕の中のヒロインNo.1は、儀琳さんから任盈盈に変わりました。 ギャース! deltazulu先生が盈盈派に鞍替えしやがったある…

樺薫 「めいたん メイドVS名探偵」 (ガガガ文庫)

名探偵ブームに沸くイギリス。 だが、それは、探偵の活躍により醜聞を暴かれた貴族や富豪が次々に没落し、メイドが失職するという事態をも引き起こしていた。 ”メイド道”の継承者であるエヴォニィが新たに雇われたお屋敷で発生した盗撮事件。探偵の目から事…

河里一伸 「スポこい! テニス部! バレー部! 剣道部!」 (美少女文庫)

お嬢様なテニス部キャプテンの麗菜。 バレー部のエースアタッカー加奈美。 直情型な剣道娘・由依。 部活に頑張る三人の女の子との恋の行方は…!? 作者お得意(というか定番)の三人ヒロインもの。 今回のお題はスポーツ少女とのことで、しなのゆら先生による…

夏コミ3日目

買ったもの。「D.C.T」の新刊とか「美少女文庫総解説」「二次元ドリーム文庫総解説」*1とか。 あと、then-dさんのTactics/Keyゲーム評論『永遠の現在』という厚い本を押し付けられてみたり、踝さん・まる缶さんにご挨拶したりしてましたヨ。 コミケ終了後に…

夏コミ2日目

特に用が無かったのでコミケ会場には行かず。 夕方から開催されたラノベ系オフ会が”平和さんに銀英伝を読ませる会”と化していて面白かったです。 ちなみに「秘曲 笑傲江湖」と「サムライガール」と「ダークエルフの口づけ」が今のアタクシの三大推し作品とい…

夏コミ1日目

買ったもの。ロマサガ本を6冊。QMAのエロいの1冊。「9S」の水着本。 米澤穂信本が2冊(しかも両方ともマンガ本だったのが嬉しい。古典部シリーズの同人マンガ!)。 あとは、雲上回廊のハイパーテキストプレイ本と「平和の温故知新&まいじゃー推進委員会」…

これは推理小説を模ったエロスの物語。

海獺の読書感想文対策「本当はエロい『ミステリクロノ』」 真里亜が持つクロノグラフはリザレクターという注射器で、相手を裸にさせる効果があります。 わはははは。またやってくれたぜ! 本編のネタ割れをしてるので、久住四季「ミステリクロノ」を読まれる…

清野静 「時載りリンネ! 1 はじまりの本」 (角川スニーカー文庫)

活字を読むことが日々の糧であり、時間に干渉する力を秘める種族《時載り》。 人間界で生きる《時載り》の少女が偶然手にした一冊の本。ひと夏の出会いと冒険の物語。 《時載り》なのに読書があまり好きではない元気いっぱいの少女・リンネとお隣りの久高少…

川人忠明 「ダークエルフの口づけ III」 (富士見ファンタジア文庫)

敬愛する上司・ベラに対して生じつつある不審と迷いにアマデオの心は揺れていた。 公爵邸に続き、会館を襲撃してきたダークエルフの吸血鬼。 奪われた魔剣。 暗殺指令を受けたベラが赴く先は……。 過去の因縁、めぐる陰謀、複雑怪奇な人間模様と各人の思惑が…

書いてます。

コミックマーケットの「平和の温故知新&まいじゃー推進委員会」で頒布される 「妹者推進委員会」なる同人誌で美少女文庫の妹ヒロイン紹介コラムを書いてます。 4月に出た本でコミケでは初売り。 締め切り時期の関係で「My妹」をいれられなかったのが惜し…

金庸 「秘曲 笑傲江湖 三 魔教の美姫」 (徳間文庫)

内傷はいまだ癒えず、華山派一門との溝は深まり、令狐冲(れいこちゅう)は生きる気力を失いつつあった。 そして、邪派の者との関わりが令狐をさらなる混迷の渦へと巻き込んでいく…。 《殺人名医》とか《五毒教の美女教主》とか、ケレン味あふれるキャラクタ…