森野一角 「妹は絶対君主なお嬢様!?」 (美少女文庫)

メイド軍団に拉致されて、連れてこられた大邸宅。
世界的グループ企業の次期総帥候補、絶対零度のお嬢様は愛妹のしずか!?
 よっしゃ、傑作キタコレ。
作者持ち味のノリの良い掛け合いはいつにもまして軽快なうえ、純愛ものとしての強度もばっちり。
なにより主人公の智に向けるヒロインしずかの好きっぷりがもうもう超絶に可愛らしくて…。
智も智で死ぬほどしずかを愛しちゃってるんだもの。人目を偲びつつラブラブする2人に読んでて身悶えせずにいられようか。
特に初エッチの場面は、いままで読んできた70冊あまりの美少女文庫のなかでも一・二を争うくらい素敵だったような気がするよ。
そんな智としずかにお家の事情やらもう一人のヒロインの話が絡んでくる後半。
智の世話をすることになった専属メイドでちょっと抜けてるお姉さんキャラな未幸がこれまた魅力的なのよ。
胸の大きさで勝ち目のないしずかが嫉妬する様に頬も緩む緩む。
そして、未幸の事情や想いを受けて放たれる智の台詞にグッときた。いい奴だー。


感想リンク:
安眠練炭さん
とくめーさん
青橋由高さん
ペトロニウスさん

妹は絶対君主なお嬢様 (美少女文庫)

妹は絶対君主なお嬢様 (美少女文庫)



作者ブログによると
須藤智が所属している漫画研究会の会長は、鈴木美崎(妹パンチ! 登場)。 とのこと。
ほほー、美崎嬢どこかの作品で再登場してくれないかな(←お気に入りらしい)。