2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

支倉凍砂 「狼と香辛料 II」 (電撃文庫)

賢狼ホロと行商人ロレンスの旅を描く商売ファンタジー第2弾。 前回手にいれた胡椒を売るところから始まり、信用取引の失敗から窮地に陥るロレンス。 パワープレイでも舌先三寸の化かしあいでもなく、あくまでその世界の経済システムの中で、商人の流儀をも…

2005年ラノリン杯(試験用)

詳しい説明はキーワード先を参照のこと。クドリャフカの順番―「十文字」事件作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 126回この商品を含むブログ (262件) を見るスニーカー文庫から単行本にうつって復活…

新井輝 「さよなら、いもうと。」 (富士見ミステリー文庫)

交通事故で死に、3日後に生き返った妹。そんなトココの願いは「お兄ちゃんと結婚したい」…。 妹の死と再生、秘めた想いを知ることによって主人公・ヒロシの内に生じた複雑な想い。 お兄ちゃんが好きだという妹と触れ合いながら、どんな答えを出すべきなのか…

田代裕彦 「セカイのスキマ」 (富士見ミステリー文庫)

彼岸と此岸の領域をおかすもの、怪異の専門家である”四つ辻の会”のもとに、家族の死にザシキワラシが関わっていると訴える少女が訪れ…。 田代氏の新作は学園伝奇ミステリーな一品。 小動物じみた眼鏡っ娘ヒロインと頭のきれる主人公の関係がなかなかにくすぐ…

米澤穂信 「犬はどこだ」 (東京創元社)

病により都会を離れ、地元で私立探偵をはじめることになった青年・紺屋。 初めて請け負うことになったのは失踪人捜しと古文書の解読。 物語に滲み出る理不尽な現実と挫折感。 これまでの青春ミステリで描いてきた、若さゆえの驕りと失敗や想いのすれ違いとい…

おかゆまさき 編 「撲殺天使ドクロちゃんです」 (電撃文庫)

電撃文庫で活躍中の作家を中心とした豪華執筆陣による「ドクロちゃん」トリビュート短編集。 ドクロちゃんの世界とキャラクタを借りつつも、それぞれの作家の持ち味が出ている?内容になっていて、なかなかに興味深い。 ・高橋弥七郎 ドクロVSザンスのバトル…

美少女文庫公式サイト

わかつきセンセのWeb連載が始まったので読む。 のっけから飛ばしてるのはいいんだけど、文庫のわかつき作品と比べると若干とっちらかってるという印象。 エロ姉教師がよさげだけど…。濡れ場は次回以降のご様子。

終わる物語と終わらない物語

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20060608/p3 「うる星やつら」(原作版)は最後の最後まで”終わらない物語”としての構造を崩すことなく、それでいながら誰もが納得の大団円で幕を閉じた奇跡的な作品でありましたよ。

新刊がいっぱい

そろそろ電撃の新刊出てるはずーと仕事帰りにふらふらと本屋に寄ったら富士ミスまで出てました。 田代きゅんの新作「セカイのスキマ」は龍皇杯で書いてた「彼岸・此岸 アチラ・コチラ」を長編化したもののようですな*1。 「さよなら、いもうと」「すてるがか…

声優嫁占い

リッパーさんのお嫁さんは 能登麻美子 さんです! ● 能登麻美子さんの旦那様のあなたは、ひとことで言えばとてもユニークな人。

橘真児 「部活でパラダイス 僕と彼女の課外授業」 (美少女文庫)

小柄で女顔の少年・雅未くん。男らしくなるために男子校に入学したつもりが、そこは元女子校で…。 女装で同級生に悪戯されるのが嫌だったはずなのに、誘惑に耐えかね自らチアリーダーの衣装を身にまとってしまう主人公くんの倒錯っぷりにニヤニヤ。 女の子に…

阿智太郎 「骸骨ナイフでジャンプ」 (電撃文庫)

骸骨ナイフを手にし異世界に迷いこむことになった里織奈と大地。2人はどうなっちゃうの…? 電撃よりもカラフル文庫の方が似合いそうな、少年少女向け異世界冒険ものといった趣の一品。 ”気は優しくて力持ち”な大地くんのキャラといい、そんな大地に想いを寄…

藤村脩 「黒き河を往け」 (ジグザグノベルズ)

19世紀末のロンドンを舞台に術式と呼ばれる異能の力をもった私立探偵の活躍を描いたファンタジック・ミステリー。 シャーロキアンな舞台設定や魔法ありの探偵ストーリーがなんとなく創刊初期の富士見ミステリー文庫を思わせる。 富士ミス大賞あたりからデビ…

スワローズvsバファローズ (神宮球場)

オ 200 010 220 0 7 ヤ 000 001 222 3x 10 勝:木田 負:香月 HR:水口2号、相川1号、ラミレス9号、岩村7号、リグス15号 今シーズン観戦3回目。 先発の藤井と2番手の花田が勝負所で踏ん張れず、じわじわ加点される苦しい試合展開。 それでも好調打線が取ら…

本田透 「キラ×キラ 夢の終わり」 (二見ブルーベリー文庫)

犯罪組織に囚われ、陵辱を受けながら育った錦蛇兎呂。憎しみと絶望の連鎖の果てに彼女が出会ったものは…。 「キラ×キラ」三部作の完結編。 はいはいはい、ルサンチマン、ルサンチマン。 陵辱描写はあれども作品がジュブナイルポルノとしての態をなしてなくて…

京都でオフ会しませんか?

6/17に同志社大学で開催される「米澤穂信講演会」を観るために京都に遊びに行く予定なのですが、 講演会後にオフ会しませんかーと呼びかけてみる。 追記。 いくつか反応はあれど、ちゃんと手をあげてくれたのはぎをらむさんだけで、他は皆「講演会は行くけど…