2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「10センチの空」 浅暮三文 (徳間書店)

2度ほど泣きそうになった。電車や駅で読んでいなければ我慢せずに涙をこぼしてしまったかもしれない。 『ダブ(エ)ストン街道』といい『似非エルサレム記』といい、浅暮さんの書くファンタジーはとてもわたしの心に響く。 たった10センチだけ空が飛べる青…

○○○はクリスマスイブにしておく

未成年くん『嘘つきは妹にしておく』を読んでくれたんだねえと思ってたら、 なんだか元さんまで読んでくれたようで。 おすすめ本としてプッシュした甲斐があるです。ちょっと嬉しい。 あ、お祝いの言葉もありがとうございます。元気でます。 まあ、それにし…

「パズルアウト」 深見真 (富士見ミステリー文庫)

ええっと、人の心の病んでるところを具象化しそれを何とかすることで治療するという”象徴心理療法士”の少年と、 その能力を秘めている少女が若者の連続自殺事件をなんとかしようとする話でした。 タイトルに”パズル”とついていたわりにミステリではなかった…

お買い物

新刊 「GOSICK」 桜庭一樹 (富士見ミステリー文庫) 古本 「妖魔の森の家 カー短編全集2」 ディクスン・カー (創元推理文庫) 「負けるな! ワトソンくん コスプレ探偵花梨2」 じょうもん弥生 (富士見ミステリー文庫) 「刻の静寂 道士リジィオ4」 冴…

「歪む教室」 関俊介 (角川スニーカー文庫)

実家の本箱から発掘してきた本。見つけたときにタイトルと表紙に全然見覚えがなくて、 こんなの買ったっけ?と首をひねりながら、とりあえず読むべと再読。 途中までは読んだことあるかもとおぼろげながら思い出せましたが、終盤は全然記憶になかったので読…

「GooBoo本格ミステリ ベストセレクション 2003」

投票してみました。 ふふり、アリスミラーに6点もわりふっちゃった〜。 全部!と言わないのはさすがに良心が咎めたからです。「神ロジ」や「月の扉」にもちょっと点数いれたかったしね。 ということで、本格好きな人は投票するぞなもし。

本ミスどれだけ読んだかにゃ

http://d.hatena.ne.jp/kojimayu/20031219 2003 3 月の扉 石持浅海 4 七度狐 大倉崇裕 6 神のロジック人のマジック 西澤保彦 7 くらのかみ 小野不由美 2002 2 法月綸太郎の功績 法月綸太郎 4 鏡の中は日曜日 殊能将之 5 GOTH 乙一 9 聯愁殺 西澤保彦 2001 3 …

金曜組曲

眼の手術のために年末オフに行けなくなったので、用意していた沖縄土産やら本やらを進井さんに託そうと、 当初は2人で会って食事してーというノリだったのですが、キセン君(id:baseline)にmatsuoさんに えんじさんまでが来てくれたので 結局夜遅くまでわ…

お買い物

「マルタ・サギーは探偵ですか?」 野梨原花南 (富士見ミステリー文庫) 「パズルアウト」 深見真 (富士見ミステリー文庫) 「嘘つきは妹にしておく」 清水マリコ (MF文庫J) あーあ、深見買っちゃったよ。マルタ・サギーもネタになりそうなので購入。…

富士ミスに中島望

http://sumikko2.hp.infoseek.co.jp/zatubunR.htm なんてこったい。ってゆか、深見とかぶってるよ!w

「重力が衰えるとき」 ジョージ・アレック・エフィンジャー (ハヤカワ文庫SF)

イスラム教、サイバーパンク、暴力、セックス、ドラッグ、がごちゃまぜになったアラビアン・サイバーパンク・ハードボイルド。 頭の中に電脳配線をして人格モジュールくっつけて別人格になるというSFガジェットはちょっと面白い。 それがアラビアン風味と…

「殺人喜劇の13人」 芦辺拓 (講談社文庫)

死人はたくさん出るし、こみいったプロットはそれなりに目を惹くんだけれども、 軽佻浮薄なノリの文体にまったく乗れず。これは読むのきつかったです。 なんかかわいげがない霧舎巧という感じ。 キャラクタ性は霧舎が上で、展開の無茶さかげんはどっこいどっ…

MSNメッセンジャー

以前から導入をすすめられていたメッセをやっとこさインストールしてみました。 リッパーさんはpon@big.or.jpです。皆様よしなに

「霧のむこうのふしぎな町」 柏葉幸子 (講談社文庫)

診察の待ち時間に読了。 感想はクロスレビューにて。

あらやだ。網膜剥離ですってよ

すでに2度手術した右目の具合が最近非常によろしくなくて、11月くらいからもう全然まともに見えてなかったんだけど、 今日病院で診てもらったらやっぱりというか入院して手術ということに。 しかも、今までの白内障とか眼内レンズのあれじゃなくて網膜剥離…

「魔法人形」 マックス・アフォード (国書刊行会)

人形が殺人劇を呼びこんでくるという怪奇趣味を雰囲気作りに使って、クラシカルでストレートな本格ミステリが展開される逸品。 いやー、面白いですよ、これ。 翻訳ものにしてはとても読みやすいし、探偵役のブラックバーンは出ずっぱり(っていうか主人公)…

「デ・ジ・キャラットにょ」

「そういう、いかにも狙った感じは、逆に引いちゃうんだよねー」 デ・ジ・キャラットの存在意義に楔を打ち込む自己言及的な台詞だYO! いやー、大爆笑してしまいまった。エンジェル隊のゲスト出演とかがぜ〜んぶ吹き飛んじゃいました。

きみぼく感想

昨日書いた西尾維新「きみとぼくの壊れた世界」の感想を読み返しながら、 そういえば「西尾維新が初めて”友情”をちゃんとしたかたちで書いた」のだなと思いついた。 ああそうか。そういう意味では『クビシメロマンチスト』と対になる作品でもあるわけで、だ…

お買い物

「霧のむこうのふしぎな町」 柏葉幸子 (講談社文庫) クロスレビュー課題本。 本を買うついでに「メフィスト」の座談会を立ち読み。第30回がこれかー。 メフィスト賞は、第10回は中島望、第20回は秋月涼介、と折角の節目にアレな作品ばかり受賞させてきた前…

お買い物 bk1

「魔法人形」 マックス・アフォード (国書刊行会)世界探偵小説全集45 「萌える英単語 もえたん」 (三才ブックス) 昨日bk1に注文したのが届きました。 いやー、萌えますね。…え、もちろん『魔法人形』がですよ? だって国書刊行会は萌えじゃないですか…

今日は「Unlocked Room」の更新です。

海外ミステリ読書一覧を作って、あまりの少なさに笑いつつ、 『きみとぼくの壊れた世界』西尾維新のネタバレ感想文書いてました。えらく長文になってしまった。