「重力が衰えるとき」 ジョージ・アレック・エフィンジャー (ハヤカワ文庫SF)

イスラム教、サイバーパンク、暴力、セックス、ドラッグ、がごちゃまぜになったアラビアン・サイバーパンク・ハードボイルド。
頭の中に電脳配線をして人格モジュールくっつけて別人格になるというSFガジェットはちょっと面白い。
それがアラビアン風味と組み合わさって、全体として珍奇な印象になってて、そこは悪くないと思う。
ただ、元からハードボイルドにとんと興味のないわたしの好みの作品ではないなと。好きな人は好きになる作品なんだろうけども。