「虹北恭助のハイスクールアドベンチャー」 はやみねかおる (講談社ノベルス)

古本屋・虹北堂で日がな一日暇そうにしている恭助と幼なじみの響子が巻き込まれるミステリーな騒動の数々。
恭助の目が大きく見開かれるとき、謎はすべて解かれる…!?
 少年名探偵・虹北恭助シリーズ4冊目。

「虹北恭助の冒険」(小学生編)、「虹北恭助の新冒険」&「虹北恭助の新・新冒険」(中学生編)を経て、恭助と響子ちゃんも高校生になりましたよ。
表紙の響子ちゃんがかわいいことかわいいこと。
マンガ版の「虹北恭助の冒険 高校編」と話はほとんど同じ(マンガ版の感想→id:kirisakineko:20031005)だったんだけど、
話の細かい部分を忘れてたのとテンポが良くてさくさく読めることもあって、わたしは楽しんで読めましたよ。
ミステリ的には軽本格といった感じで、そのへんは今までとあまり変わらず。軽ーい気持ちで楽しむのが吉。
ただ、「ミステリーゲーム」は小説で読むミステリとしては伏線に難あり。この話に関してはマンガ版の方がフェア。
それと、やっぱりマンガ版の方が絵で表情を見せられるぶん響子ちゃんや恭助の魅力がひきたっているかなあというのが正直なところ。
ブコメとしてはマンガ版に軍配。
小説版の良いところは、沢田&ミス研メンバーのギャグ色が強いのと執事の菊池さんがすげえいい味を出してることかな。