「暗夜鬼譚 火雷招剣」 瀬川貴次 (コバルト文庫)

平安怪奇ロマンのシリーズ20冊目(コバルト文庫では3冊目)。
宮廷で騒ぎを起こした袿の出所が判明し、左大臣白拍子に刺客を放つ。
とある人との別れ。一条との仲違い。中納言に迫る闇。思い悩む夏樹は…。

わーん、わたしの萌えキャラ候補だった伊予の君があっさり退場させられてしまったのが悲しい。
一条とあおえは出番少なめ。そのぶん季長が目立ってましたね。
白拍子編のこれまで3作で、ためにためてきた流れがついにラストで爆発しちゃいました。
うひゃー、そんな展開になるとはー。びっくりじゃよう。一条ならわからなくもないけど、まさか夏樹がねえ…。
先がすげー楽しみになってしまいました。とりあえず、次が出る前には「夜叉姫恋変化」を再読しておきたいところ。