「夢みる佳人 道士リジィオ2」 冴木忍 (富士見ファンタジア文庫)

シリーズの核である古代神人絡みの短編以外はどこかしら物悲しさが残る短編ばかり。
とはいうものの、救いがなさすぎる「夢みる佳人」は別として、リジィオやシザリオンたちの優しさが作品に暖かみを与えていて、
しんみりするだけじゃなくてほっと一息つけるようになっている。
「君のための子守歌」での最後のルピアの台詞の微笑しさとか良い。
それと、シザリオンかわいい。