山本弘/グループSNE 「盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集 スチャラカ編 1」 (富士見ドラゴンブック)

戦士のザボ。魔術師のケッチャ(自称”お嬢様”)。盗賊のアリシアン。吟遊詩人のユズ。エルフの精霊使いケイン。ドワーフの神官戦士ディーボ。
通称”スチャラカ冒険隊”の活躍を描く!? ソード・ワールドRPGリプレイ第一作目。
 あれはワタクシが中学生の頃であったか。「ドラゴンマガジン」でTRPGのリプレイなるものを初めて読んだのは。
連載されていたのは確か「モンスターたちの交響曲*1。その話のラストに感動したのをきっかけにTRPGに興味をもったんだよなあ…。
というわけで、十数年ぶりにスチャラカ編を再読してみたくなったので、改めて新装版に手をのばしてみた。
あー、そうかそうか、本作の序盤は初心者に向けた(ついでにルールブックを読んでない人にも理解できるような)親切丁寧な解説がついてたんだっけー。
これと比べてしまうと確かにSW2.0の「新米女神の勇者たち」は玄人向けだと言われてしまっても仕方ないのかも。
参加者のプレイスタイルはわりと素に近い。
さほど凝ったキャラ立てをしてるわけでもなく、FEAR系のリプレイを読み慣れた今となってはさすがに地味かなーなんて感じる部分もあったりするのだけど、
安田さんが解説でも書いてるように”基本の面白さ”ってのは案外今も昔も変わらないものなんだなーと思った。
ケッチャがナイトウインドに扮装してのあれこれとか「王の都の小夜曲」のドタバタ騒ぎはやっぱり読んでて楽しいわけですよ。うみゅ。




*1:シリーズ第2巻に収録