高山栄子 「魔界屋リリー バラの吸血美少女」 （フォア文庫）

魔界屋なる怪しげな店で入手したバラの小瓶。
夜中過ぎ、そこから現れたのは……黒衣の美少女、吸血鬼のマリーだった!?
　さくっと読めるものを求めてフォア文庫の棚を物色。タイトルとイラストに釣られてみました。
ちなみに表紙の絵はこんな感じ。
最近話題になってた「ライトノベル化する児童文学」ってやつですな。
魔界のモノと関わることになった少女・リリー（野山ゆり）が巻き込まれる騒動。
血を見ることが苦手で、性格はいたって気弱。でも、リリーをいじめる人を容赦無く殺しかねない危険性をも併せ持つ。そんなマリーのキャラ立てが良いです。ゴス×吸血鬼なのもポイント高しｗ
　ヒロイン二人が次第に友愛を育んでいく過程もなかなか楽しゅうございました。

バラの吸血美少女―魔界屋リリー (フォア文庫)