冴木忍 「星の大地 3」 (角川スニーカー文庫)

戦争、恐るべき破壊兵器、迫り来る災厄。星に住む人々の運命は…。
1巻の内容からは想像だに出来ない、過酷で容赦のない展開に半ば唖然としつつ読了。
噂には聞いていたものの、ここまで非情な物語だとはちょっと予想以上。
感受性豊かな頃合に不意打ちでこんなの読ませられたらトラウマ作品として刻み込まれたりすることもあるのかもなあ。
「卵王子カイルロッド」を愛読していた十数年前、お小遣い面の事情でスニーカー文庫の冴木作品にまで手が回らなくて、よかったよかったw。
一昔前の作品(93年発行)なのだけど、今のライトノベルと照らし合わせると救いの無い「復活の地」*1的な位置づけが出来そう。