「かりん 増血記 1」 甲斐透(原作:影崎由那) (富士見ミステリー文庫)

血が増えてしまうという吸血鬼ならぬ”増血鬼”の果林。
その果林が噛んでしまった美形の御曹司・十文字が転校生としてやって来て!?

原作のマンガ版「かりん」5話と6話の間(コミックス1巻と2巻の間)に起きた話という設定で、内容は小説版のオリジナル。
原作面白いし、富士ミスから刊行されてるしー、という2つの理由で「増血記」も読んでみました。
メディアミックス展開の都合で、やや中ぶらりんな状況
(疑惑を持たれてはいるが、まだ果林が吸血鬼だと雨水君にばれていない)でのお話になっていて、
ラストの締め方に苦労してるなあという感が伺えるものの、そこ以外は無難に面白い出来。
果林のドジっ子ぶりと、ゲストの十文字君を加えて果林と雨水君との三角関係…
とまではいかないびみょーなラブコメっぷりがよござんした。