「愛を信じたい! サーラの冒険4」 山本弘 (富士見ファンタジア文庫)

サーラの師事する冒険者4人組が仲違い!? 一人飛び出したレグを追ったサーラたちだったが…。

10年ぶりの再読。
レグのことはちゃんと覚えてたんだけど、フェニックスの過去とかサーラの活躍に関してはすっかり忘れてたらしく、
ほとんど初読と変わらない感覚で読めちゃいました。いやー、面白かったー。
サーラの成長と女性陣のキャラクタの掘り下げと冒険活劇の面白さが、わずか170ページのお話の中にぎゅうぎゅうに詰まっていて、
その完成度の高さには感服いたします。
本筋とは一見関係無さそうに見える導入部分もサーラの活躍を描くための伏線になってて、
話の中に無駄なところや冗長な部分が全然ないんだもん。上手いなあ。
ということで、これにて既刊の再読&復習は完了。
次はいよいよ10年ぶりの新作……の前に短編をおさえておくべき、かも?