「シャルロット・リーグ 1 招かれた小鳥」 吉岡平 (ファミ通文庫)

天涯孤独の少女・すみれは奇妙な学校に強制入学させられてしまう。
多芸多彩な生徒たちが集うクラス。
学校の目的や自らの置かれた状況のことを何も知らないすみれは戸惑うばかりであったが…。

実は吉岡平は初読み。「タイラー」は読んだことないのでした。てへ。
あらすじに書いてあった、シャルロット・ホームズなる名前と学園ミステリーの文句に釣られて読んでみたものの、1巻の時点では謎解き要素は皆無でした。
どうやら、学園ものでバトルロワイヤルという感じの殺伐とした話になるみたい。
探偵養成学校なる単語も出てきたので、続きでミステリ風味になる可能性もなくはなさそうなんだけど、どうかなあ。
古典ミステリに材をとったと思しき毒物講義が何かの伏線であれば面白いかも。
主人公含めて計18人、一癖も二癖もあるキャラクタばかりで、誰と誰が組んで誰と誰が対立して…という関係も出来つつあって、
シリーズ1冊目としてはそこそこ興味を惹く内容には仕上がってる。
ただ、続きを読むにはかなりの鬱展開を覚悟してかなきゃいけなさそうで、根性無しのわたしが耐えられるかは不明。