「君を守りたい! サーラの冒険3」 山本弘 (富士見ファンタジア文庫)

盗賊ギルドで修行を始めたサーラ。
修行の一環で少女・デルの尾行をすることになったサーラは、デルの秘密と過去を知ることに…。

12年ぶりの再読。
5巻刊行合わせの1〜4巻再版分には作家・乙一の「ヒロインの過去は十代の僕のトラウマでした」という推薦文の帯がついているのだけど、
それが明かされるのがこの3巻。
ここで作品の路線がジュブナイル・ファンタジーからヒロイック・ファンタジーの方にシフトしたかなあという感じ。
サーラにかけられた呪いの件については5巻以降の話の中心になるんだろうなあ。期待感が高まってまいりました。
それと、闇の王子・ジェノアの暗躍ぶりに、西部諸国を舞台にした他の作品を読み返したくなってきてしまうのでありました。
うー、古本屋で探したくなっちゃうじゃないかー。