「ヒーローになりたい! サーラの冒険1」 山本弘 (富士見ファンタジア文庫)

村の近辺に現れたモンスターを退治するよう依頼された冒険者たち。
冒険に憧れる少年・サーラは道案内として彼らに同行することに…。

初版刊行時に読んで以来だから、うわあ、1巻に関しては14年ぶりの再読か。
4巻以来としても10年ぶりになるんだなあ…。
さすがにキャラクタやストーリーは大部分忘れていたらしく、フードの男ってそんなのいたっけ? あー、そうか、ミスリルミスリルか!
ってな具合で読んでました。
少年サーラの初めての冒険譚。サーラを教え見守っていくことになる4人の冒険者たちとの出会い。
いま読み返すと「ソードワールド」の中にもこんなにジュブナイル・ファンタジーしたものがあったんだなあと改めて思ったりして。
冒険者4人のサーラに対する態度の違い。それが冒険を通してそれぞれ変化していくのが良いですね。
レグ姐さんの漢前なところが素敵。そんな彼女が…、いやいや、それは4巻まで読んでからのお話だ。