「ホーンテッド! 2 コトコトクライシス」 平坂読 (MF文庫J)

修学旅行で久遠悠紀たち御一行は京都・奈良へ向かう。旅先にて燃え上がるは…、恋と建物!

2作目になり、語り口がまろやかになったという印象。
少々方向転換した主人公の悠紀くんがやたら可愛げを増していて、わたしのストライクゾーンにはいってきちゃいましたよ。
っていうか、ヒロインなのに影が薄い(幽霊だしね!)深春さんとか純情委員長よりも悠紀くんの方が萌えるって!(えー。
男装美少女万歳! 引用癖がナイスな時山先生、電波トーク史記くん、親友?な紺藤くん、と男の子キャラが充実してきたのも大変よろしい。
お話の方はラブコメ街道をひたすら驀進。わはー、前作よりもずっと面白いではないですかー。
過熱していく戦い(と書いてコクハクと読む)が熱い。ついでになんか京都燃えてたけど気にしない気にしない。
とりあえず、ヒロイン(幽霊)にちいとも魅力を感じないことさえ除けば、読んでてとても楽しいラブコメになってて○。
1作目は萎え気味評価だったのだけど、これならシリーズ追いかけるのもありざんす。

あと、キャラデザインが似てたせいなのか、一ノ瀬さんの台詞が声:千葉紗子(アニメ「舞-HiME」の玖我なつき)で脳内再生されてました。

前巻感想→http://d.hatena.ne.jp/kirisakineko/20040925