「獅子たちはノアの方舟で B-EDGE AGE」 桜庭一樹 (富士見ミステリー文庫)

若きカリスマトレーダーが秘書の殺害容疑で逮捕された。
花枝刑事の依頼により、美弥古は被疑者に会いにいき弁護を引き受けることになるが…。

「B-EDGE AGE」のシリーズ2冊目。前作よりもボーイズラブ要素が色濃くなってる。
被疑者の鏑木ミチルと美弥古くんはやたらスキンシップとりあってるし、悠はミチルや琴理さん(美弥古くんの幼なじみ)に嫉妬しまくりだし、
なんなんだこの錯綜したやおい模様はー。
おまけに今回初登場の桔平くんなんか長髪眼鏡でおネエ言葉の観察医ってキャラ濃ゆすぎですよ。でも、面白いから好き。
法廷ものとしての出来がさっぱりなのは前作と変わらないものの、事件の様相に関してはかなりミステリしててだいぶましになったという印象。
前作読んだ時点では全然ダメだーと思ったのだけど、この2冊目でシリーズ評価は上方修正。
まあ、続きは出そうにないけど、出るなら読みたいなあ。
ボーイズラブ好きかつライトミステリ好きな人なら、たぶん楽しめます。