「復活の地 II」 小川一水 (ハヤカワ文庫JA)

遅々として進まない復興計画、植民地の叛乱、列強の介入、帝国上層部内での権力争い。
混乱が続く中、災害の原因が明らかになり…。

セイオやスミルに肩入れしながら読んでいるだけに、内部の覇権争いや外的要因によって彼らが思うように事態が進まないことが歯痒い。
政治や社会形態の有り方についてふれてみるあたり「銀河英雄伝説」系のSF小説といった趣もあり。
キャラクタ描写の物足りなさもそれっぽいしなー。ソレンス君とかもっと活躍させてくれよー。
…まあ、とりあえず話は面白いのでいいや。
セイオの出自が今後の展開に意味をもってくるのか、再びやって来る災厄をどう回避するかってのが
3巻のポイントになるのかしらん。