「強奪!エプロン刑事。 ショットガン刑事」 秋口ぎぐる (富士見ミステリー文庫)

エプロン刑事が誘拐された!? 狂言誘拐のはずがほんものの誘拐事件になり、
身代金1000万を巡る生徒会刑事部と学内マフィアの攻防にショットガン刑事や沢良宜イミコまでもが巻きこまれ、
まるだし刑事*1とエプロン刑事*2は挿絵つきで大活躍!?
 「ショットガン刑事」シリーズ2冊目。

出てくるキャラクタは変人ばかりで、事態は暴走トラックのごとし。
なぜ高校に刑事やマフィアがいるんだろうという基本的なツッコミは前作同様さておくとして、
まるだし刑事とエプロン刑事の兄妹は燃えと萌えの極北であり、沢良宜イミコはエプロンドレスで誘拐犯との銃撃戦を行い、
ショットガン刑事は…お、おまいは何をやってるんですかーというほど本筋とは無関係に大暴れ。
おバカにもほどがある大騒動にも関わらず、登場キャラクタたちはいたってそれぞれ真面目で、作者もあくまで冷静に記述することに徹していて、
そのギャップが面白くてしょうがない。
なるほど、クライム・コメディというのはこういうのを言うのか!(たぶん違います)

*1:常に全裸

*2:エプロンしか身につけていない美少女刑事