「終わりのクロニクル1(上)」 川上稔 (電撃文庫)

10の異世界との概念戦争の物語。
概念核というものが各世界の竜にしこまれていて、それを解放してくれよと交渉するという話。
…でいいのでしょうか? 設定がややこし過ぎて、理解しきれてるのかよくわからにゃーい。

緻密に作りこまれていそうな設定の片鱗を見せびらかし、主要キャラを紹介しつつ、
”概念世界”での特殊なシチュエーションによるバトルを描こうという1作目。
作者の力量にはなるほど評判通りの凄腕だーと感心するし、後半の1st-G残党との戦闘パートは結構楽しめました。
ただ、はまるか?と問われると、うーんと首を捻る。
語り口の点で気持ち的に乗りきれないまま読み終わってしまったという感じだし、
ごちゃごちゃ盛り沢山な設定も、理解するのに手一杯でそれが面白味に転化するまでは至ってないです。
まあ、そのへんは川上稔作品を初めて読んだということが原因なのかも。

キャラはたいして萌えねーなと思いながら読んでたんですが、ラスト間際にやって来たシチュエーションに悶絶しますた。
切くん萌え━(゜∀゜)━。もし、そのまま男の子だったらこれは激萌えキャラじゃよ! …そうじゃなかったら別に(マテ