「砂の覇王2 流血女神伝」 須賀しのぶ (コバルト文庫)

タイアスや流血女神以外の信仰なども出てきて、作品世界の奥行きが広がってきたような印象を受ける。
まだキャラクタや設定の顔見せ段階だった1巻に比べてお話もだいぶ動きだしてきて、面白い。

なにもそこまで…と思うくらい次々と悲運に陥るカリエにはらはらどきどきでございますわん。
そして、エディアルドとの再会場面の微笑ましさったら、んもう。 …ああ、いいイラストだなあ。
カリエとエドには色恋沙汰は抜きにしてこういう関係でずっといて欲しいんだけど、どうなるんでしょうね。

ラストが強烈な引きで終わっているので、続きがとても楽しみなり。