「帝国の娘(後編)」 須賀しのぶ (コバルト文庫)

大河ファンタジーの序章として文句のない出来。
ドミトリアスとイレシオンの関係とか、カリエに対してのエディアルドの行動とか、後半の盛り上がりがもう半端じゃない。
某氏の「『帝国の娘』を読み終えてすぐ『砂の覇王』を買いに本屋に走った」という言もなるほどと頷けるってもんさね。
アルスラーン戦記』を女の子向けにしたような、と評していいくらいの面白さ。まいりました。