「ゾンビ屋れい子 4」 三家本礼 (ぶんか社コミックス)

れい子ちゃん再びゾンビ屋稼業に戻るの巻。

1巻で見られたような変な顔がやたら出てくる妙なおかしさは影を潜めたものの、
綺麗な女の人が鮮血にまみれる残酷な描写にはかなり力がはいっており、ホラー作品としての凄みをましている。
スプラッターホラー小説の『殺人鬼』(綾辻行人)に、腹を割いて内臓を取り出し当人に無理矢理食わせるという身の毛もよだつような凄惨なシーンがあったのだが、
まさかそれを絵で見せられてしまう日がこようとは思いもよらなんだ。
うへえ、怖きもち悪いよう〜。でも見ちゃう。
少年誌とかでは編集からストップがかかりそうなものすんごい描写なのに、この作品の主読者層が10代の女の子だというのがまた凄い。

作画がだんだん濃くなってきていて、れい子ちゃんがいつまで美少女でいられるのか若干の不安を感じつつも、
中学生なれい子ちゃんとかひっくり返ってるれい子ちゃんとか萌え所はまだまだあったので、5巻まではいくかー。
合川みどり編続いちゃってるしなあ。