「似非エルサレム記」 浅暮三文 (集英社)

人間側の思惑と土の自意識とがすれ違っているのが面白い、
という感覚がいつの間にかエルサレムの方に感情移入するようになっていました。
読む前はもっとユーモラスな作品なのかと思ってたけど、解放と再生をテーマにしたファンタジーで、読後感がすこぶるよかったです。