「死が一番の贈り物」 劇団フーダニット

作家・若竹七海の書き下ろし脚本によるお芝居。ちなみに劇団フーダニットはミステリ劇専門なんだそう。

わたしの観劇経験は学生時代に大学祭などで演劇サークルの公演を5〜6回見たという程度なのですが、
その数少ない経験と照らし合わせても、ちょいと役者の練習不足が目立っていたのではないかと感じました。
台詞をかんだり発声に力がなかったり、安定していたのは医者役の人くらいでしょうか。
占い師の人(劇団のリーダー?)のコミカルな演技にはわりと好感をもちましたが、他の役者さんの雰囲気か脚本との温度差なのか、
だいぶ浮いてしまっていたのが残念。もっとドタバタした展開だとよかったんでしょうけどねー。
あと、強盗さんの大根ぶりが笑えて面白かったです。

スラップスティックな展開で楽しませつつも、最後にブラックなオチに落とすあたりに若竹作品っぽさがあったような、
そんな感じでした。