「ルドルフとイッパイアッテナ」 斉藤洋 (講談社)
元さんid:h-motoがネットラジオで大好きだと言っていた、
心根真っ直ぐな黒猫・ルドルフと偏屈ながら頼りがいのあるトラ猫・イッパイアッテナのお話。
これはいいです、面白いです。
文字の読み書きを学ぶ猫という設定が面白くて、
イッパイアッテナのいいアニキぶりと悲しい過去や前を向いて着実に成長していくルドルフの友情に感動。
ルドルフが帰る手段を見つけたときの3匹の喜びようが微笑ましくて、
友を思うイッパイアッテナの姿に泣きそうになって、ルドルフの決断にハラハラして。
この本の初版である87年にはわたしはすでに中学生になっていてこの本を手にする機会が今までなく、
そもそも元さんのネットラジオで紹介されるまでその存在すら知らなかったわけで、
この歳になって児童文学読んで素直に感動してる自分を発見するのはなかなか愉快なものです。
小学生の従姉妹たちやまだ幼い姪っ子たちにぜひ読ませたいなあと思いました。