「助けて!ワトソン君 コスプレ探偵花梨1」 じょうもん弥生 (富士見ミステリー文庫)

いつぞやのオフ会でswitchingmysteryの久我先生が 『闘う少女と残酷な少年』(現在は進井さんの手元に)の巻末にある富士ミス作品紹介欄を見ながら 「コスプレ探偵だそうですよー」と嬉しそうに話していて、 「これはボクにコスプレ探偵読めと言ってるんだね!」という電波をキャッチして、 買ってきたはいいもののあまりの駄目くささにしばらく放置してました。
「探偵に必要なのは観察力とコスプレよっ!」とのたまう花梨ちゃんは中学生でコスプレ好きな美少女名探偵。 その助手は小学生にしか見えないけど詳細不明な謎の少年ワトソン君。 そして花梨姉の小学校の同窓会でタイムカプセルから制裁リストが発見され、その中の1人が同窓会当日に殺されてしまう… という話でありまして… わたしはどうしてこんなものを読んでいるんだろうという問いかけを自分にしつつ。 富士ミスの中ではミステリ色が濃い方だと言えなくもなく、メイントリックが「うわーん、バカー」という意外なオチになっていたり、 楽しなくもないポイントもいくつかあるのだけど、…でもこれはちょっと駄目。
イラストがキャラ萌えに貢献していないのは致命的。