TRPGなるもの

 ・好きなら、言っちゃえ!! 告白しちゃえ!! ―TRPG についてメモ

 ・永山さんによる補足

 ・永山さんのTRPG略歴

 ・ゐんどさん「私的TRPGラノベ相関遍歴」


 リッパーさんはもっぱらルールブックやリプレイを読んで楽しむ類のファンでありました。
ソードワールド」に興味をもって「ドラゴンマガジン」を購読しはじめたのが90年くらいだったかしら。
本誌連載リプレイは山本弘さんマスターのスチャラカ冒険隊の頃だよ。うわあ、懐かしい。
ちなみに、実際のプレイ経験はほとんど無くて、友人たちを無理矢理巻き込んで3回くらい「ソードワールド」を遊んだっけな(それもマスターだったのでプレイヤー経験は0)。
海外もの「D&D」とか「クトゥルフの呼び声」にも憧れはあったんだけど、ボックス型のルールはやっぱり子供がおいそれと手を出せる値段じゃなくて、文庫やムック型のものを買ってました。



 あのへんの流れってアップルPCの「ウルティマ」「ウィザードリィ」直撃世代に、ファミコンで「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」の洗礼を受けた少年世代が加わって、剣魔法ファンタジー隆盛の土台が出来上がってたのも大きいんじゃないでしょうか。
そこに、活字で楽しめる物語の「ロードス島戦記」が出てきて、遊び心と創造心をくすぐるTRPGなるものが広がり始めて……という風に地方在住の一少年の目には見えてました。
当時のボクらにとってグループSNEはホント憧れの的だったのだよ!
あと、方向性は違うんだけれど「スレイヤーズ」や「フォーチュンクエスト」もきっと根っこは同じところにあったはず。


 ・ラノベ者におくる現代的なTRPG関連情報の紹介


ここ数年すっかりTRPG方面とはご無沙汰だったので参考になります。
ナイトウィザード」はアニメ化されたことだし、ここからさらに盛り上がってくるかしら?
で、もっとも興味を惹かれたのが「メイドRPG」なる一品(→公式サイト

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つ、つまり、このシステムがあれば、性別入れ替わりメイドさんプレイが可能だということですかっ! 吉香や千尋になって遊べるとっ!

ぼくのご主人様!?(2) (富士見ミステリー文庫)

ぼくのご主人様!?(2) (富士見ミステリー文庫)

豊島ミホ 「日傘のお兄さん」 (新潮文庫)

幼い頃に毎日遊んでくれたお兄さんが、中学生になった夏実の前に現れた。
再会に喜ぶ夏実だが、お兄さんは”日傘おとこ”としてネットで噂されはじめていて…。
 表題作のほか短篇三作を収録。
”青年と少女の逃避行”ものということで思わず手にとってしまった一作なんだけど、うわー、これは良すぎるー。
語り手の少女がもう可愛くて仕方ねえ。
好きだったお兄さんと数年ぶりに再会して、とても嬉しかったのに、彼はロリコンの不審者として追われているという。
お兄さんが何を思っているのか世間的にどうなのかは横にさておき、とにかく自分の気持ちを信じてお兄さんの手をとる夏実がホント素晴らしい。
こんな娘だから、なっちゃんがいたから宗助くんも……なんだろうな。
ちょっとおかしくて、胸キュンで、切ない気分も味わえて、最後は爽やかな気分で読み終えられる極上の少女小説でありました。
他の話も良かったよ。

日傘のお兄さん (新潮文庫)

日傘のお兄さん (新潮文庫)