深川拓 「らぶドル solo etude featuring Mai Nonomiya」 (ファミ通文庫)
らぶドル第3期メンバー・野々宮舞。彼女にはアイドルとしてのある弱点があり…。
アニメ版のノベライズといっていいのか、雑誌連載企画のノベライズなのか、とりあえず「らぶドル」の小説版を読了。
舞というと桃井はるこかー。最近ようやくキャラクタと声が一致してきたところだったので、小説版にも結構はいっていきやすかったざます。
目の前に立ちはだかる壁、過去に受けた心の傷、アイドルとして成長していくために克服せねばならない課題、そして仲間たちとの絆…。
やけにぐだぐだなアニメ版のシナリオとは違い、一本芯が通った起伏のあるストーリーになってて、普通に面白い。
後半の追いつめられ感とそれを乗り越えたラストが良かった良かった。
メインをはってる舞もかわいく描かれてるし、いままで推しキャラがどうのって見方はしてなかったんだけど、これからは舞たん推しでアニメ版みちゃうかも。
アニメの「らぶドル」みてる人なら問題無く楽しめると思うのでオススメ。
未見の人も”アイドルもののライトノベル”に食指が動くなら読むがいいです。
LOVE LOVE LOVEのせいなのーよ♪ ごーごー!
らぶドル~solo etude~ featuring Mai Nonomiya (ファミ通文庫)
- 作者: 深川拓
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2006/10/30
- メディア: 文庫
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鯨統一郎 「タイムスリップ水戸黄門」 (講談社ノベルス)
タイムスリップ鯨統一郎のシリーズ4作目は天下の副将軍こと水戸黄門が現代日本にタイムスリップ。
女子高生うららと共に社会の悪を懲らしめる!?
「タイムスリップ森鴎外」のような意外な感動はないし、「タイムスリップ明治維新」のような歴史改変スペクタクルもなく、
「タイムスリップ釈迦如来」のような開いた口がふさがらない超絶バカ展開もない。
その代わりに、政官財の癒着、利権政治という社会問題に鯨統一郎が鋭くメスを入れる!……つもりがナマクラ刀で切り口ぐだぐだ。
どこからどう見てもB級です!な、ゆる〜いエンターテインメントに仕上がっております。
黄門様と一緒に旅をしよう、小悪許すまじ、やっておしまいなさい七さんウラさん。
そして、最後は当然アレで締めくくりですよ。水戸黄門といえばアレ…w
決して美味ではないのだけど、独特の味わいがたまらない珍味のようなこのシリーズ。好きなのです。
それにしても表紙…。萌え系の絵師さんを起用してればなおよかったのに。
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: 新書
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「タイムスリップ森鴎外」、
「タイムスリップ明治維新」、
「タイムスリップ釈迦如来」