ファウスト

Vol.4 感想その1

北山猛邦「廃線上のアリア」 周囲に埋没しきれないでいる灰色な青春小説の感覚がよく出ている。 そのへんは掲載誌のカラーにそった書き方をしてるんだろうなあと感心。 「ミステリーズ! extra」の短編とも、これまでの著作4作品とも、また違った作風である…

「ファウスト Vol.1」 太田克史・編 (講談社)

『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』 舞城作品読むのって『世界は密室でできている。』以来で1年半ぶりくらいになるのか。これはあれだ。消える魔球(大リーグボール2号)ですよ。いい意味ではちゃめちゃで面白いんだけど、球筋がまったく見えなくて、…