藤原健市 「冥き迷宮のバーレスク ナイトウィザード2ndノベル」 (ファミ通文庫)

錬金術師の少女・亜門光明のもとに転がり込んだ幼なじみの少年。
追われる身である優貴とベアトリス。光明は二人を守ると決意するが…。
 「鏡の迷宮のグランギニョル」に続く藤原健市ナイトウィザード・ノベル第2弾。
主人公が《錬金術師/キャスター》で輝明学園地下迷宮《スクールメイズ》が主舞台。
光明ちゃんがPC1で優貴くんがPC2(いやいやNPCヒロイン扱い?)残りのPCはベアトリスとドロシーとグィードだな!
……と読みながら妄想してしまうあたり、さっぱりTRPGに染まってしまった感のワタクシでございます。
恋愛感情にちょっぴり疎くて幼なじみから向けられる好意に全然気付いてない……わりに、他の女の子に囲まれてるのを見て拗ねちゃったりする光明たん超かわええ。
《人型決戦箒》の特異な言語能力は相変わらず愉快すぎるし、グィード・ボルジアの渋カッコイイ役回りにしびれる。しまいにはベール=ゼファーが準主役級の大活躍ときたもんだ! きゃあ〜ベル様〜♪
小説版オリジナルのキャラと展開、既存の人気キャラや設定・ゲームデータとのバランス配分がとてもよくとれた一冊でありました。
すごく面白かったです。