杉井光 「ばけらの！」 （ＧＡ文庫）

電撃文庫からデビューした作家・杉井ヒカル。
彼を取り巻く先輩や同期の作家たちは皆”ヒトナラヌモノ”だった!?
　ライトノベル作家のセキララ日常＋人外コメディ人情風味な一冊。
実在の作家（作者本人含む）をモデルにしてるものの、ネタ＆メタ小説としては「ねこのおと」ほど無茶はやってないので、
狼ヒロインの葉隠イヅナが好みに合えば元ネタ知らなくても普通に楽しめる……かな？
最後は”いい話”っぽく爽やかに締めてるし。
主人公のことをすごく気に入ってるくせに、なかなか素直になれない照れ屋さん。普段のだらけっぷりまでもが微笑ましい。イヅナかわいいよイヅナ。
本作読んだせいで”支倉凍砂”萌え度がすごく上がる気がしたりしなかったり。こ、これはすぎーひかるの罠だ！

ばけらの! (GA文庫)