三田誠・浅井ラボ・神野オキナ・あざの耕平 「神曲奏界ポリフォニカ ぱれっと」 (GA文庫)

四人の作家による四つの短編をまとめた「ポリフォニカ」アンソロジー集。
雰囲気も物語の味わいもそれぞれ違った魅力があって面白かった。
「たとえ時が経とうとも」《ポリ赤》メインキャラのひとりレンバルトを主役にしたお話。
後のポリフォニカTRPGリプレイで無体なことをしまくったw 三田さんとは思えぬくらいの正統派トリビュート。レンバルトがいい男すぎる。
「音色は遠く、耳に届かず」殺し屋稼業につく神曲楽士のお話。実は浅井ラボはつたいけん。
あまりに陰鬱で情け容赦のない展開に呆然。「され竜」もこんな感じなんだろうな…。
「ワイルドウェスト・いえろー」神野オキナもこれが初めて。自作のキャラとのコラボレーション?
ポリフォニカにはあまり合ってない気がしたんだけど、あっちの世界観的には有りなのかしら。
「ダン・サリエルと白銀の虎」むちゃくちゃ面白かった! 祝・シリーズ化!