来楽零 「Xトーク」 (電撃文庫)

女の死体と一緒に暮らす男の話。
首を斬られる夢?を見た少年のお話。
引っ越した街で気付いた不気味な視線…。
七不思議に出遭ってしまった少女の話。
暑い季節にぴったりの怖い話4つ+αを綴ったホラーな短編集。
 んー、緒方剛志さんのイラストがなければ普通に角川文庫やそこらから出てそうな。
良い意味でも悪い意味でも”ライトノベルっぽくない”作品だなーと思ったり。
普通の人々を突然襲う”不条理”。彼らにひたひたと近寄ってくる怪奇がいい感じに背筋をゾワゾワさせてくれる。
「子供たちの街」と「七不思議の向こうで」が特に面白かったナリ。

X(クロス)トーク (電撃文庫)

X(クロス)トーク (電撃文庫)