みかづき紅月 「ぶよぶよカルテット」 (一迅社文庫)

ピアノの調べに誘われて覗きにいった音楽室。そこにいたのは変わり者として名高い音城トリルだった!?
 サティに心酔する音楽少女と平凡な男の子との青春ラブコメディ。
少々エキセントリックなところはあるけれど、とにかく音楽が好き! サティ大好き! なトリル嬢がとても可愛らしくて善き哉。
無防備で人懐っこくて、でも繊細なココロを持つ少女の音楽へ傾ける一途な想いと情熱。
最近読んだラブコメの中でもトップクラスの素敵ヒロインでありました。
振り回されることを厭った琢己にそれでも笑顔を見せようとするとこでキュンときたぜー。
才能に気後れして距離をとっちゃったりとか、凛音とトリルの対立とか、いろいろあってギクシャクしたのを、
皆で文化祭のステージに立つことで乗り越えていく。
嗚呼、この真っ直ぐでピュアな展開のなんと心地良いことか。ぶよぶよしてるよ!

ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)

ぶよぶよカルテット (一迅社文庫 み 1-1)