古龍 「マーベラス・ツインズ 3 双子の運命」 (GAME CITY文庫)

江湖で最も美男とうたわれた江楓(こうふう)とその妻子を追う者。
それは江湖の誰もが恐れる《移花宮》の主であった…。
 小魚児(しょうぎょじ)の出生の秘密が語られる過去編。
嫉妬の炎に身を焦がす女性がよりによって最強の使い手だったら…。
邀月宮主と憐星宮主の烈しさが、恐ろしくもあり、素敵でもあり(そのへんイラストの魅力に騙されてる感がなくもないけど)。
双子の片方は《移花宮》へ。もう片方は燕南天に連れられ《悪人谷》へ。
愛嬌いっぱいの小魚児のおかげで油断しちゃってたけど、育ての親の”十大悪人”もそう呼ばれるだけの曲者揃いだったんだなあ。
変装の達人で”不男不女”(男でも女でもない)との異名をもつ屠嬌嬌(ときょうきょう)が個人的ツボ。
小魚児、屠ねえさんから女装術を教わってたりしないのかっ!


シリーズ感想:
1巻
2巻

マーベラス・ツインズ (3)双子の運命 (GAME CITY文庫 こ 2-3)

マーベラス・ツインズ (3)双子の運命 (GAME CITY文庫 こ 2-3)