菊池たけし/F.E.A.R 「フォーラの森砦(下) セブン=フォートレス リプレイ」 (ファミ通文庫)

フォーラ地方を混迷の渦に陥れたのはかつて世界を滅ぼそうとした魔導師ファラウスであった…。
勇者ヒュウガとファラウスとの因縁とは!?
 「フォーラの森砦」後半戦。
S=Fリプレイの前作「リーンの闇砦」とつながってる部分が多くて、そっちを先に読むべきだったかなーとちょっぴり後悔。
気が向いたら富士見から出てる初期三作にも手を出してみよっと。
上巻では超絶へたれだったヒュウガもしっかりと”運命に翻弄される勇者”っぽくなってシリアス展開を盛り上げる。
最後のヒュウガとティエルのやりとりいいよなあ…。こんなロールプレイしてみたいじぇw

 「宝玉の七勇者」はセブン=フォートレスEXを使った《世界の危機・二時間コース》のリプレイ。
内容はあらゆる意味で大惨事。
”五百人の勇者が宝玉取り合って殺し合い”とゆー導入も頭オカシイし、GMもPLも悪ノリし放題、なかでもFEAR最狂プレイヤー・田中天の大暴走が最高。
ダイスは一回も振ってない(ラストバトルすら演出のみ)のはTRPGとしてどうなのかなー?
読み物としては終始笑わされまくりのナイスな一篇でありましたヨ。