菊池たけし/F.E.A.R 「ノエルと蒼穹の未来 アリアンロッド・リプレイ ルージュ 4」 (富士見ドラゴンブック)
神竜を封じる《薔薇の巫女》のもとへ向かうノエルたち。辿り着いた北の最果てにて、彼らを待ち受けていた運命は…。「ルージュ」シリーズ完結編。
大切な仲間を喪うという悲劇に見舞われながらも決意をもって前へと進む一行。
シナリオはとてもシリアスな流れながら、セッションの様子はいつもどおり明るく楽しく。でも、ふとした瞬間に込み上げてくる寂しさ…。いい演出してくれる。
《薔薇の武具》と巫女にまつわる謎はすべて明かされ、最後に待っていたのは世界の命運を左右する戦い。
ダイナストカバル・大首領の正体が…w なんて驚きもありつつ、ノエルたち《フォアローゼス》が積み重ねてきた冒険と人との出逢いの数々が、彼らの助けに、力になっていく展開が熱かった。
素晴らしい大団円でした。
今まで読んできたTRPGリプレイの中でも一・二をあらそう傑作だったんじゃないかな。
プレイヤーたち──特にヒロイン役をつとめた力丸乃りこさんの醸し出すほんわかした雰囲気がくすぐったくて、気の良いキャラクターたちのやり取りが面白くて、期待を裏切らない爆笑プレイあり、緊張感あふれる戦闘あり、胸をしめつけるような展開あり、ホント最っ高に面白い!シリーズでありました。
これまで、一番好きなリプレイは?と聞かれたら「スチャラカ冒険隊」*1と迷わず答えられたのだけど、これからは「アリアンロッド ルージュ」とどちらにするか悩んじゃうかも。
感想:1巻、
2巻、
3巻
ノエルと蒼穹の未来―アリアンロッド・リプレイ・ルージュ〈4〉 (富士見ドラゴンブック)
- 作者: 菊池たけし,F.E.A.R.,佐々木あかね
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/09/20
- メディア: 文庫
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