菊池たけし/F.E.A.R 「合わせ鏡の神子 ナイトウィザード リプレイ」 (ファミ通文庫)

紅き月と碧き月──双つの月が天に揺らぐとき、世界は魔法を失い、静かな滅びが訪れる。
柊蓮司が新たに受けた依頼は《碧き月の神子》真壁翠を守るというものだった…。
「紅き月の巫女」「黒き星の皇子」「白き陽の御子」と続いたNWリプレイ”みこ”シリーズ第四作。
NWファンにはおなじみの矢薙直樹小暮英麻さんに加え、声優の小島めぐみさんがプレイヤーとして参加。清純派です!という妙な決め台詞を繰り出したり、時雨→翠→柊のラブコメ模様を演出したりで楽しませてくれる。
柊は毎回結構モテてるような気がするんだけど、いっつも微妙な線で終わってるよね。本命はやっぱり赤羽くれはなんだろうなあとは思うんだが、どうなのよーう。
《世界結界》そのものがウィザードたちを危機に陥れるというシナリオはシリーズの総決算にふさわしい内容だったように思う。かの魔王と……な展開も意外性があって面白かった。
柊蓮司と緋室灯はもちろん、真壁翠・羽戒時雨も魅力的なキャラだったし、満足度の高い一作だったかなと。
ちなみに今回、GMと小暮さんがWアンゼロットでかけあってる場面がワタクシ一番のツボでありました。

ナイトウィザード リプレイ 合わせ鏡の神子 (ファミ通文庫)

ナイトウィザード リプレイ 合わせ鏡の神子 (ファミ通文庫)