菊池たけし/F.E.A.R 「フレイスの炎砦(上) セブン=フォートレス リプレイ」 (ファミ通文庫)

ラース=フェリア滅亡の危機に目覚めるという伝説の《紅き巫女》と七人の《柱の騎士》。
空炎の騎士・ガザの企みから発した事件は、平行世界ファー=ジ=アース(地球)の《星の巫女》赤羽くれはの命にまで及び…。
 「セブン=フォートレス」の世界に「ナイトウィザード」の柊蓮司がゲスト出演するのかな? くらいの気持ちで読み始めたら、NWリプレイ「星を継ぐ者」の続編ともとれるくらいのクロスオーバーっぷりになっていて、ちょっとびっくり。
これはあれか、グループSNEで例えるなら「ソードワールド」のバブリーズがロードス島に行っちゃって自由騎士パーンと手を組んで暗黒の島に乗り込む……みたいな?(わかんねーよ)。
いきなり勇者パーティー壊滅という凄絶な(ある意味笑撃な)オープニングを演出したり、《柱の騎士》たちが奇妙な鎧を身につけているってことで「聖闘士星矢」ちっくな設定やストーリーにされてしまったり、とにかく面白ポイントがありすぎて、読む方も大変です(笑いをこらえるのが)。
レベル1スタートなうえ、一人だけNWルール下にある柊はデータ的に不利だったらしく、序盤やたら死にそうになりまくっておりました。
柊、これで不幸キャラが確立されちゃったんだねえ。あはは。