竹宮ゆゆこ 「とらドラ5!」 (電撃文庫)

文化祭の季節。
クラス担任:独身(30)の乱心やミスコンの代表選抜やらで盛り上がる中、逢坂大河の前には父親が現れて…。
 夏休みの一件をへて実乃梨が竜児のことを意識しだしたご様子。
おおー、脈無しじゃなかったのかー。
こりゃあ、いずれ三角関係に踏み込んでいく可能性がなきにしもあらず? 8巻あたりが楽しみだ!(←特に根拠は無い)。
文化祭でハチャメチャやりつつも、竜児にとって自らの青さ(甘さ)を思い知らされることになる展開が平行してあって…。
それらを全部ひっくるめて”友情”パワーで収めてしまう、竹ゆゆの豪腕ぶり。
まあ、あまりにも熱血で青春しすぎてることへのむず痒さ(実乃梨が叫ぶシーンなんか読んでて照れるよね)もあったりするんだけど、良い作品です。
今後は状況が決定的に動き出す前に竜児みずから告白とかしてくれることに期待。流されるだけの主人公にはならないでくれよ。

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)

とらドラ! (5) (電撃文庫 た 20-8)