菊地たけし/F.E.A.R 「白き陽の御子 ナイトウィザード リプレイ」 （ファミ通文庫）

　中学最後の夏休み。幼い頃の思い出の高原へ遊びに出かけた一行を襲った悲劇。
心を閉ざしたウィザードの少女。繰り返される夏の日。

　TRPGリプレイの単著を読むのは「ソードワールド」のミラルゴ編だかアンマント編だか以来……ひょっとして10年ぶりくらいになっちゃう？
きくたけリプレイは「RPGマガジン」連載のイブセマスジー以来。あれ確か２〜３年前にドラゴンブック入りしたのよね？
　ともあれ、現代もの異能バトルとして遊べる「ナイトウィザード」シリーズ初読書。
前知識がまったくないまま読み始めたので、プレイヤーに声優さんが参加してる!?　しかも「ナイトウィザード The ANIMATION」でメインキャラの声をあてている矢薙直樹さんと小暮英麻さんだとう!! と冒頭から驚くことしきり。*1
”いい話”を合言葉に展開されるギャルゲー風味のシナリオ。
その場のノリと演出重視で、プレイヤー自らストーリーやらシチュエーション作りに介入しまくる様に何度も笑わせられ＆感心させられまくりな一冊でした。レベルたけー。
非常に面白かったので、久しぶりにTRPGを追いかけてみたくなってきましたよ。

ナイトウィザード リプレイ 白き陽の御子 (ファミ通文庫)

*1:プレイヤーの二人がそのままアニメ版のキャストをやってるというのを後で知る。リプレイ読んでからアニメ版見ると面白さ倍増ですね。