金庸 「侠客行 二 闇からの使者」 （徳間文庫）

修行の失敗によって身動きのとれなくなった老婆と若い娘を救った石破天。
その縁で金烏刀法を伝授されることになり…。
　優れた内力に加え本格的な武芸を身につけ、再びあいまみえることになった雪山派や遭遇した猛者どもと互角以上に渡りあえるまでに成長した主人公。
とはいえ、強くはなってもおおらかというか鈍感なところは相変わらずで、無駄な失言で敵を作ったり相手の思惑を読みとれずにひどい目にあったりと、ハラハラさせてくれるなあ。
小悪魔キャラな丁トウと心優しき阿繍（あしゅう）の間でふらふらする石破天。本命はどっちだ？
　主人公の秘密もいよいよ明かされ始め、武林の大災厄──侠客島の使者も登場。盛り上がってまいりました。


感想：
一巻

侠客行〈2〉闇からの使者 (徳間文庫)