金庸 「秘曲 笑傲江湖 二 幻の旋律」 (徳間文庫)

総帥の命により山にこもることになった令狐冲は恐るべき剣譜を発見してしまう。
それは五嶽剣派の絶技をことごとく打ち破るというもので……。
 複数視点の群像劇スタイルだった第一巻からうってかわって話の主軸は令狐にほぼ固定。
妹弟子への恋に悩み、剣の道に迷い、独孤九剣を授けれられ、山を降りたらいきなり死にそうな目にあいまくる。
再びあいまみえる色魔・田伯光と令狐との丁々発止のやり取りが実に楽しい。やおいストな方々に発見されれば”田伯光×令狐冲”となること必至のカンケイ。あ、いや、ボーイズラブ的には林ちゃんも捨て難いか!?
…それにしても、鉄板のように思われた霊珊との仲にこんな展開が待ち受けていようとは。切ないねえ。
ちなみにワタクシは儀琳さん萌えであります。だって反応がいちいち可愛らしいんだものー。
桃谷六仙とか不戒さんとか新キャラもアクの強いのばっかだなあ。わはは。
絶体絶命の危機に陥った華山派一門。死地においてついに独孤九剣の極意を得た令狐冲。この後、どうなる?


感想:一巻


  秘曲笑傲江湖(2) 幻の旋律 (徳間文庫) [ 金庸 ]