佐藤ケイ 「私立！三十三間堂学院 ６」 （電撃文庫）

学院ただ１人の男子を巡って権謀術数・群雄割拠。
学園戦略ラブコメ、今回は臨海学校編。
　イラストはスクール水着祭りでわっしょい。全編これ眼福であります。
ヒロインは”海の申し子”兼平久美。
周囲に誤解されやすかったり孤立しがちな娘っこをメインにもってくることの多い当シリーズにしては、兼平久美の普通で素直な女の子っぷりはなかなかに貴重。
神社への掲額にかける想いとか、法行との距離にドキドキしたりとか、可愛らしくて良い良い。
お話はまたもやちょっとした誤解から遠泳大会を舞台にした合戦モードに突入。
久美の意気込みを知っているだけに、あまり変な邪魔してくれるなよーと思う部分はありつつも、各校舎の思惑と戦略がぶつかりあうところはやっぱり楽しゅうございますな。
わしの大好きな芦原真奈が暗躍してくれて嬉しい。
あと、増永南はもしかしたら作者に一番愛されているキャラなんじゃなかろうか。面白味ありすぎです、彼女。


感想：１巻、２巻、３巻、４巻、５巻

私立!三十三間堂学院〈6〉 (電撃文庫)