最近のライトノベルは……

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070615/p1

http://d.hatena.ne.jp/kim-peace/20070615/p3

 海燕さんとこについてた
 Erlkonig 『最近のライトノベル読みの人が昔のライトノベルの挿絵を見て「どれも古くさい絵柄だなあ。没個性」と呟く光景を想像しました』
 というコメントが腑に落ちる。
一応これでも10数年来のラノベ読みではあるのだけど、昔の作品を改めて見返すと絵に魅力を感じられないことが多いです、わりと。
昔は好きだった絵でも色あせて見えたりする。最近の萌え絵に慣らされてしまったのかも。

 いま手近にあるものでいうと、電撃文庫版「大久保町の決闘」とか、長らく積読のままになっているのはビジュアル面での後押しがないせい。
これが例えば黒星紅白さんのイラストだったら、たぶん喜んで読むんじゃないかなあ。

 何よりはっきりわかるのは女子率の高さ。パッと見、表紙が男性だけなのはファミ通文庫の『テイルズオブディスティニー −蒼黒の想い−』くらいじゃないか? ほかはすべて女の子キャラが描かれている。


 もちろん、いちいち中見を確認したわけではないので、「美少女に見えるけれど実は男」みたいなキャラがいるかもしれない。でも、まあ、一見したところでは圧倒的に女子率が高いですね。

Something Orange

 《表紙は女の子じゃなければならない》の法則。
……朝倉涼子とか鶴屋さんまで出しておいて、古泉一樹キョンがいまだに表紙を飾ったことがないのは声高に異議アリ!!と唱えたいところであります。(意訳:とっととオレのキョンを表紙にしやがれ。)


(追記) 6.20 修正

ブライトレッド・レベル (HJ文庫)

ブライトレッド・レベル (HJ文庫)

一昔前の人気絵師のおひとり、スニーカー文庫の「冒険者」シリーズとか妖魔夜行」の「風の歌、星の道」の弘司さん。
絵の上手さはお変わりない様子。でも、今の読者の目を惹くには……ちょっと地味だよねえ。