五百香ノエル 「りぼん記念日」 (パレット文庫)
性別を未分化にする変異遺伝子をもつ窪田りぼん。4年前までは男の子。今のからだは女の子。性に奔放な少女?の学園性愛ストーリー。
海燕さんのとこで日本一エロいライトノベルと紹介してたので手を出してみた。
エロ・ラノベの読了数が最近ついに三桁に届いた身としてはこの程度の性描写はなんてこともないのだが、中高生女子が主読者層と思しきパレット文庫でこの手のエロティックストーリーが許されるというのは実に興味深い。
一見して純真無垢な印象すら与える幼き容貌なれど、その実は男を惑わす淫蕩の少女。
エッチ大好きなヒロインが周囲の男と関係を持ちまくる──登場人物の性別を逆転させれば、かの「同級生」に代表される古きよきスケコマシ系美少女ゲームな構図がそこに。
これ尻軽ヒロインがどうこうというよりも、いろんなタイプの男の子が攻略されてくのを楽しむ作品なのかなあとも思ったり。眼鏡会長いいよ眼鏡会長。
りぼんが元は男の子で本命との関係にボーイズラブな要素がぶっこんであるのも、美少女文庫とかにはありえ無い展開でちょっと新鮮でした。挿絵も良かった。
ちなみにリッパーさんが初めて読んだボーイズラブは「キューティハニーBOYS」。ネタとしてはそっちの方がアレかもしれず。
- 作者: 五百香ノエル,穂波ゆきね
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/07
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (4件) を見る