野尻抱介 「沈黙のフライバイ」 (ハヤカワ文庫JA)

宇宙への進出を扱った短編5つを収録した作品集。
星間飛行のアイディアと異星からの飛来物に対する地球側の対応が面白い表題作「沈黙のフライバイ」、
凧に乗って高度80km超えを目指す「大風呂敷と蜘蛛の糸」の2篇が特にお気に入り。
研究者や技術者たちの熱中っぷりが楽しくて、ミッションの末にさらなる展望がぱああっと広がっていくラストがまた素晴らしい。
やっぱり野尻さんの宇宙SFはロマンにあふれてて良いなあ。「ロケットガール」にも手を出してみるべきかしら。


感想:
「太陽の簒奪者」
「ふわふわの泉」

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)