みおちづる 「少女海賊ユーリ 剣にかがやく星」 (フォア文庫)
黒マントの男によって玉座を追われたローデン。逃亡者に身をやつした男を匿い、ユーラスティア号は雲つき山へ向かうのであった…。シリーズ8作目。
互いの真の関係を知らないまま出会ってしまったローデンとレニー。
兄を謀殺し王位を簒奪することでしか心の闇を解放できなかった傲慢で愚かな男が少年の瞳の中に見出したもの。
自らの罪の重さに苦しむローデンにユーリがかけた「未来はここからはじまる」という言葉が胸を打つ。
すべてを知り、そしてまた未来のために戦う決意を固めるレニーの姿が素敵。
失われていた《赤の時光石》が復活し、三つの時光石をめぐるユーリと黒マントとの争いもいよいよ佳境へと。
「少女海賊ユーリ」シリーズ感想
- 作者: みおちづる,永盛綾子
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (4件) を見る